悩めるママ達に!学習塾の塾長が教えるかしこい子育て方法

とある学習塾塾長が他塾の塾長から怒られそうな勉強・進学・育児についてのヒントをお伝えします。

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【中学受験する?しない?】小学4年生からの通塾アドバイス

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もう小学4年生になったけれど、中学受験する子は多いのかしら?

 

なんてお悩みですか?

 

中学受験する子は各小学校によって数が違いますが、必ずいます。

しかし、周りの子が中学受験をするから、うちも受験するかまだわからないけれど、塾に行こう。と思っているのなら、やめてください

 

私自身お受験ブーム真っただ中に私立中学受験をしましたが、学習塾の塾長をしていて「今の時代に中学受験が必要か?」ということを考えると疑問を持ちます。

 

私立中学受験には色々なメリットデメリットがあります。

それらは下記に実体験を綴ったので参考にしてください。

 

www.toarujukucho.com

 

色々なメリットデメリットをふまえたうえで、どうしても難関私立中学受験をすると決断されたのであれば、小学4年生から中学受験専門塾へ通塾してください。

 

もしもう小学5年生であれば、子供がよっぽどの天才でない限りあきらめてください。遅いです。

 

小学4年生から受験に取り組むとしても、学校の成績が中ぐらいの場合は相当の覚悟が必要です。できれば1年生から普通の学習塾と習字・そろばんぐらいは通っている事がのぞましいです。

 

なぜなら、受験専門塾は1から教えてくれないからです。授業の前に自宅で必ず予習をして理解しておかないといけません。授業では理解が終わっていることを前提に入試によくでるさらに難しい応用問題をやるからです。そして、難関私立を受験する子は字がきれいに書けて暗算が得意な子が有利です。

 

中学受験専門塾でなければならない理由は圧倒的なデータ量と情報量です。そして、通う子供達の士気の高さも重要です。

 

どんなに小学校で頭が良いと言われている子でも専門塾に通うと上には上がいる事を痛感するでしょう。そして死ぬほど過酷な勉強漬けの毎日だとしても周りが皆それをこなしていくので、自分もやらざるを得なくなります。

 

普通の学習塾では話になりません。別物と思ってください。

 

そして専門塾も1つではなく、いくつか並行して通塾しますし、場合によっては家庭教師も必要になるでしょう。

 

 受験しない場合

受験は考えていらっしゃらない場合(難関私立でない場合も)、普通の学習塾で大丈夫です。

 

当塾に4年生から通塾する子達は算数と国語をそれぞれ週1回60分ずつ(つまり週2回・月8回)、または算数と英語をそれぞれ週1回60分ずつ(週2回・月8回)受講される方が多いです。

 

最近小学校英語改革の話が色々出ていますが、4年生からしっかり準備した方が良いでしょう。ただ、小学校の英語は「話す・聞く」がメインですので、学習塾で「書く」をしっかりやったほうが良いです。つまり、学校の内容はやるなということです。

 

中学に進学したら書けないと意味がありません。なのに小学校では書かせません。ですから、小学校の英語は英会話教室と考えて、学習塾で書く練習をるのが重要と考えます。

 

いつかまた小学校の英語改革についてのお話もさせていただきたいのですが、噂では今高校1年生の子達が中学で習った英単語の数より今の中1以下の子供達はだいたい5000語多く学習することになります。そして大学では英検がとりいれられるかもしれません。

 

ですから、小学4年生でローマ字・アルファベットはしっかり書けるようにして、5年生で簡単な単語と文法を理解し、6年生で英検5級を余裕で合格し、6年生夏頃に中学の先取りをしておくことが理想です。

 

英語改革の問題点は、国が「中学で英語これからもっと難しくするので小学校で英語もっとやってね」というふうに通達していますが、まだ「義務」ではなく「できるところはがんばってね」という状態なのでやらない小学校もあるということです。近い区域のA小学校は週3時間英語をやっているのに対し、B小学校は月1時間程度しかやっていない。小学校の時点で同じ教育を受けていないのに進学する中学校は同じ学校という問題がおきます。出身小学校によって中学1年のスタートに差がでるということです。

 

その差を生まない為に、そしてなんなら差をつけておくぐらいの目標をもって4年生から学習塾で英語を勉強することはとても良いことだと思います。

 

ただ、最近気になるのが、子供達の国語力が著しく低下していることです。

これは、親にも責任があります。

  • 新聞をとっていない
  • 家に固定電話を設置していない
  • 親が敬語を使えない
  • 本を買わずに電子書籍や動画で子供をあやしている
  • テレビをあまりみない(特にニュース)

 

いかがですか?一つでもあてはまっていれば、要注意です。

なにが問題か分からない方は下記記事を読んでいただきたいです。

 

www.toarujukucho.com

 

新聞をとっていないと、文字に慣れないのと、読解力がつきません。また、時事問題にも弱くなります。

 

固定電話がなく、スマホだと知らない人から電話がかかったり、かけたりする機会があまりないので、知らない人への接し方が分からなくなります。

最近多くの会社で新入社員がすぐ辞める理由の上位に「電話が怖い」というものがあります。

家で知らない人に電話をかけたり、受けたりしたことがないので、仕事でお客様と話したりアポイントをとるのが怖いのだそうです。そしてストレスになって辞めるとか。

先日当塾でも漢字のドリルで「受話器」と書かなければならない問題で「受話器ってなに?」と子供に質問されて、(時代だなあ。。。)と思いました。災害時に公衆電話や固定電話が使えないのも困りますし、固定電話はあった方が良いです。

 

親が敬語を使えないのは、親なんですから、反省して何とかして下さい。としか言いようがありません。子供の良いお手本となるべくがんばりましょう。

 

本を買わずに電子書籍や動画で子供をあやすと、やはり紙の質感を感じなかったり、読む力が養われません。生まれた頃から本に囲まれている作家の子供は本好きになったり、環境に左右されます。私の両親は芸術系だったので、私も姉も芸術の知識や技術は最初から他の子供よりも深かったです。

 

テレビをみないというのは実はすごく弊害があります。新聞を読むのが苦手でもニュースを見たり、コマ―シャルがただ流れているだけでも今何が流行っているのか、新しい会社の存在、人気のアイドル等様々な情報が入ってきます。インターネットだけでは、自分が見たいニュースや映像のみ拾うことになるので、ほとんど意味がありません。

 

当塾でも、英語の問題で「将来の夢」の英作文を書く時に

先生:有名なスポーツ選手に憧れたりとかする?

子供:わかんない

先生:イチロー選手とかは?この間引退したでしょ?

子供:だれ?

先生:野球選手よ

子供:野球知らない

先生:コマ―シャルにもたくさんでているのよ。ユンケルとかオリックスとか

子供:テレビ見ない

先生:じゃあ大坂なおみ選手とかは?テニスの。

子供:しらない。

 

先生お疲れ様です!という感じです。本当に最近教えるのが大変な子が増えた印象をもちます。

 

垂れ流しで良いですから、テレビのニュースをずっとつけてください。高校入試でも「新聞はとっていますか?」「テレビは普段なにをみていますか?」はよくきかれますからね。

 

中学受験を考えていない子でも国語力に不安がある子は週に国・算・英を均等に受講することをおすすめします。

 

以上、小学4年生からの通塾についてでした。

今回も読んでいただきありがとうございました!

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