悩めるママ達に!学習塾の塾長が教えるかしこい子育て方法

とある学習塾塾長が他塾の塾長から怒られそうな勉強・進学・育児についてのヒントをお伝えします。

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【個別指導塾VS団体指導塾】通塾するならどっち!?比較してみよう!

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入塾を考えているけれど、個別指導塾と団体指導塾どっちがいいの?

 

塾のスタイルは様々ですよね。最近は両方対応している塾もあります。

 

ちなみに私が塾長をしている学習塾は個別指導塾です。

 

お友達の評判を聞いても自分の子に合うかどうかは別ですし、色々メリットデメリットを知って参考にすると良いと思います。

 

<個別指導塾のメリット>

  • 授業は少人数なので、きめ細かい指導をしてもらえる
  • 個々の要望に合わせたオーダーメイド授業をしてもらえる(先取り・復習・英検のみ等)
  • 周りを気にする必要がないので集中しやすい
  • スケジュールが自由に決められる

<個別指導塾のデメリット>

  • 授業料が高い
  • 競争心が育ちにくい
  • 先生と慣れ合いが生じやすい

 

【解説】

個別指導の強みといえば1対1~3程の少人数授業できめ細かい指導が受けられる点です。子供はわかった気になっていることも多いので、先生がしつこく理解度をチェックしてくれると確実に成長できます。また、思春期の生徒さんはお友達の目を気にしてしまうことが多々あり、(英語の発音を聞かれたくない・間違えた発言を皆の前でしたくない等)余計なストレスを感じなくて済むのは大きなメリットだと思います。

 

しかし、デメリットにも書きましたが、周りの目を気にしないで済むというのは、競争心が育ちにくいです。やはり周りが頑張っているから自分もやらねば!という気持ちは大切です。

 

【ワンポイント】

個別指導塾では先生と生徒の距離が近いので、生徒の性格・個性を把握しやすいです。大人数の環境とは違うので褒める時もダイレクトに褒めてもらえるので自信もつきやすいです。ですから、その子に合わせたアドバイスをしてくれるので、先生に言われた通りのことを着実にやる子は大幅に成績が伸びやすいです。

 

【個別指導塾に向いている子】

素直な子 ルールをきっちり守りたい子 褒められて伸びるタイプの子 静かな環境が好きな子

(総じて長男・長女タイプ)

 

【個別指導に向いていない子】

飽きやすい子 友達と勉強したい子 自分は本気出せばできると思っている子

(総じて末っ子タイプ) 

 

<団体指導塾のメリット>

  • 授業料が安め
  • 授業数が多いので一度に複数教科受講しやすい
  • 学校外の友達ができる
  • 競争心がつく
  • 入試などのデータ・情報量が豊富

 

<団体指導塾のデメリット>

  • 細かい指導は受けられない
  • サボりやすい(たとえ授業に出ていても聞いていない事もあり得る)
  • 自分のペースに合わない事もある
  • 友達関係に左右されることがある
  • 先生が合わなくても変えにくい

 

【解説】

大人数で一気に教えるので、授業料はお安めです。(但し、最近は値段が安くても、授業時間を短くしているところもあるので要チェック!)個々のペースに合わせる必要がないので、演習量も多くどんどん進めていく事ができます。それゆえに、ついていけない子、サボりがちな子は置いていかれてしまいます。

 

また、苦手な子がいたり、塾内でのいじめがあったりもします。しかし、ライバルが多いことで競争心がつき、より高みを目指すモチベーションがあがります。

 

 

【ワンポイント】

自己管理があまりできなかったり、「自分はまだ本気だしていないだけ」と過信している子には、同じ年の周りの子がどれだけ頑張っているのか見てもらうのが一番です。また、友達と一緒にがんばりたいという子も楽しみながら勉強できるでしょう。

 

【団体指導塾に向いている子】

友達が多い 元気いっぱい 親の言うことをあまり聞かない 自信家 要領が良い

(総じて末っ子タイプ)

 

【団体指導塾に向いていない子】

ナイーブ 要領が悪い 勉強の仕方がわかっていない(なんでも見本があればできる)

(総じて長男・長女タイプ)

 

 

 最初に説明したように、今は塾も多種多様なので、個別・団体両方のシステム完備・送迎サービスあり・入退室メール連絡等々色々です。

 

無料体験授業を実施しているところがほとんどなので、必ず体験をしてからの検討をおすすめします。子供は理屈ではないので、「塾にいってみたらなんか嫌だった」等あります。(先生の顔・話し方・教室の雰囲気・におい等)フィーリングというのは子供にとって重要です。体験授業を受けることで、入ってみたら合わなかったということを避けられますし、塾側としても、入塾前にお子様のだいたいの学力等を把握して、教材を用意する準備がしやすくなります。

 

ただ、注意点としては、一度でも問い合わせや体験授業をすると勧誘がしつこいです。

 

当塾は9割が口コミで入塾しますし、勧誘や宣伝に時間・労力・経費を使うなら生徒の満足度をあげたいので、体験の時もお聞きするのは電話番号と生徒の名前のみです。体験が終わればこちらから連絡をすることは一切ありません。大手の勧誘があまりにしつこいがゆえ、全く勧誘しない当塾に決めたという方も多いです。

 

入塾した後も、受講科目を増やすよう色々電話がかかる塾もあるので、断るものはきっぱり断ることが大事です。本当に生徒の事を思っての提案か保護者が見極めてあげてください。

 

また、よく「○○学校に141名合格!」などと宣伝しますが、その数は全国にある支店の合計です。その塾で何人が合格し、何人が不合格だったのか、また、高校入試では公立も私立も落ちてしまうと2次募集まで行くことがありますので、どのくらいが2次募集にいってしまったのか、聞いてみてください。もし不合格人数を把握していなければ話になりません。そこはやめましょう。

 

ある大手塾では士気を高めるために毎週第一志望校を生徒に書かせ、その学校があまりレベルが高くないと、「もっと高い学校にしなさい」と訂正させられます。子供に目標を高くもたせて頑張らせるのはいいですが、今の神奈川県公立高校入試は内申点でほぼ決まってしまうので、内申点が足りていなければ合格は難しいです。なのに自分のレベルよりもはるかに高い学校を目標にさせると、勘違いをしてしまう子もでてきます。そうすると2次募集までいくことになってしまいます。

 

冷静になってほしいのは、不合格でも塾は責任をとらないということです。塾としてはまぐれでも難関校に合格してくれれば宣伝に使えますから、「より高い学校を」というのはうなずけます。

 

また、塾独自の塾内模試を頻繁にしている塾も要注意です。もし塾内模試が全県模試やW合格もぎなど、教材会社が作っているものならば良いのですが、その塾オリジナルの模試の結果で「成績があがっている」などと説明してもっと受講科目を増やすよう促してくる場合は一度冷静になりましょう。もちろん模試を多くこなすことでてテスト慣れしますが、その塾オリジナルの模試は成績があがったように見せかけることが簡単にできます。万が一不合格になって問い合わされたとしても、「塾の模試は良かった。当日失敗しただけ」と言い訳の材料になってしまいます。

 

日本独自の「塾」という存在、全国にたくさんあります。個人経営の小さい塾から大手まで。各自取り組みは様々ですので、迷ったときは初心に帰って、「成績が上がりそうかどうか」是非冷静に見極めてください。きっとお子さんにぴったりの良い塾がみつかります。

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