悩めるママ達に!学習塾の塾長が教えるかしこい子育て方法

とある学習塾塾長が他塾の塾長から怒られそうな勉強・進学・育児についてのヒントをお伝えします。

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【必見】小学3年生から通塾を考える方へのアドバイス。

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小学3年生になったけれど、そろそろ塾に通った方が良いの?

 

 

これまで通塾時期に関して、小学1年生からの場合と2年生のからの場合を解説しました。

 

1年生から検討する場合↓

www.toarujukucho.com

 

 2年生から検討する場合↓

www.toarujukucho.com

 

今回は小学3年生から通塾を考える場合についてお話したいと思います。

 

小学3年生となると、そろそろ算数も国語も苦手意識が芽生えてしまったり、覚える漢字の量が増えてしまって、勉強に遅れが生じる子が多くなってきます。

 

そろそろ通塾を考えても良いですね。その場合は週1回国語(60分)週1回算数(60分)合計週2回国・算が無難ではないでしょうか。

 

なぜ「無難」と表現したかというと、私はこれがベストではないと思っているからです。

 

この場合の通塾の主なメリットは、

 

  • 勉強がそろそろ嫌いになりかけている子供が新しい環境に刺激を受けて、嫌でもやらなければいけない環境に置くことで、ちょっとはやる

 

  • 「塾」という場所に早くから慣れることができる

 

上記2点ぐらいしかありません。

 

もちろんやれば理解も深まり、成績もあがるでしょう。しかし、スタート時点ですでに少し勉強に苦手意識をもっているので、通塾することで理解が深まり、最初は「楽しい」と感じて取り組んでくれますが、(塾にいる間はお母さんに怒られないし)すぐに慣れて、飽きて、5,6年生の頃には別塾を探すことになります。

 

でも別塾に変えたところで、今度は塾を変えることに慣れて、その環境ごとに適当にサボる方法を覚えてきます。ですから、徐々にどこの塾に行っても効果は最初の内のみ、ということになってしまいます。

 

そのうち、子供の方が「あの塾○○がだめなんだよね」と色々な理由をつけて塾を辞める事に慣れてきてしまいます。そして保護者が翻弄されることになります。

 

でも、当塾に入塾してくる生徒さんが主張する前塾の退塾理由のほとんどが以下のようなものです。

 

  1. 先生が学生で若すぎた
  2. 男の先生が苦手だった
  3. 先生がネイルをしていて気が散ってしまった
  4. 知り合いの子が多くいて嫌だった
  5. 友達が皆同じ塾で遊んでしまった。
  6. 遠かった
  7. 時間が合わなかった

 

等々です。

 

距離や時間などは引っ越しや他の習い事などで後から変わる事もありますが、よーく見ると、自分の集中力があれば何の問題もない理由ばかりです。

 

3番の先生がネイルをしているのは少し先生の気質に問題ありそうですが、(どれほどのネイルかにもよりますが)某有名予備校のコマ―シャルなどに出てくる講師の方々はものすごい個性の持ち主ばかりですよね?サングラスをしていたり、長髪だったり、バンダナ、革ジャン。。。

 

でも、成績あげています。皆さんプロフェッショナルです。逆に個性ある先生の言う事の方が面白くて頭に入る子も多いです。

 

結局自分のやる気のなさをごまかしている言い訳を保護者が信じてしまっているんですね。

 

本来ならば、教え方が合わなかったという理由で塾を変えるのが筋です。それ以外で子供が親を説得して塾変更に至っている場合は、もう保護者が子供にコントロールされていることに気付いてほしいです。

 

また、当塾ではそういった理由で他塾から入塾してきたお子さんには、「もう塾に慣れ過ぎてしまっている」と踏まえて、目が覚めるような授業をしています。(これについては後日詳しくw

 

とにかくガラっと考え方を変えないといけないということ、そして甘えを取り除かなければいけないということを意識して指導するようにしています。

 

では、本題に戻って、小学3年生から通塾したい場合はどうすればよいのか。

 

それは学習塾ではなく習い事をするほうがよい。

 

とアドバイスします。

 

以下タイプ別

 

漢字が苦手な子→習字

落ち着きがない子→習字と体操教室(スポーツ)

算数が苦手な子→そろばん

 

できればすべての習い事を同時にしてほしいですが、経済的に厳しければ

絶対に習字をオススメします。(この習い事一つで十分)

 

理由については下記↓で詳しく述べさせていただきます。

ぜひご参考になさってください。

 

 【解決策】漢字が苦手な子・落ち着きがない子

 

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 【解決策】落ち着きがない子

 

落ち着きがない子への解決策として2番目に 体操教室と記載したのは、実は何のスポーツでも良いのですが、体操教室だと、基本の運動神経や体幹がバランスよく鍛えられるので、後々何かスポーツを始めるにも最初のきっかけとしてオススメしただけで、お子さんが何かやりたがっているスポーツがあれば、何でもいいと思います。

 

体を動かす事で、ストレス発散になり、勉強に対する切り替えがしやすくなります。

 

ただし、一つ注意点が。体操教室以外のスポーツの場合、新しいものをやりたがってはすぐ辞めるというパターンになることが多いです。

 

落ち着きのない子は特にこの傾向が強いです。

 

日本人アスリートが世界で活躍するニュースが増えてきた今、学習にお金をかけるよりもスポーツにお金をかけるご家庭がとても増えています。

 

ですから、子供がやりたいと言ったらすぐ何万円もするようなスクール・コーチを選び、シューズ、ラケット、ボール、専用自転車、トレーニング機器など色々費やして、結局子供が飽きて辞めるというパターンが非常に多いです。

 

そしてふと気付いてみると、勉強全然できない。

 

こういった事態を避けるために、スポーツを習わせる場合は、子供にしっかり選ばせる。子供に決めさせる。責任を持たせる。そして費やすのはお金ではなく労力にしてください。

 

よくオリンピック選手や反抗期がなかった人達が口にするのが

 

「親が一生懸命働いている姿をみていたから自分もがんばった」

 

という話です。

 

  • スケートに通うためにお母さんが朝から晩まで働いてコーチ代を捻出してくれた。
  • 朝早くから大量のお弁当を作ってくれていて、夜は遅くまで働き、ユニフォームの繕いもしてくれていた。寝ている姿を見たことがない。
  • 働きながら海外試合のフォローの為に夜遅くまで英語の勉強をしてくれていた。

 

等々、お金をつぎ込んでくれたことではなく、自分の為に親がどれくらい労力を使ってくれているかを子供は見ています。ですから、親の苦労を口で言わずに行動で見せてください。

 

勘違いしないでいただきたいのは、自分の子供の事になると熱くなりすぎて、他保護者や先生、コーチに色々口を出し、モンスターペアレンツ化する方がいらっしゃいますが、それは労力ではありません。大事なのは「口は出さない」ことです。そして、保護者がコーチや先生を敬う姿勢を見せることが大切です。そうすることで、子供は先生の言う事を聞きます。

 

親が「あのコーチはだめだ」などと常に言ってしまうと、子供もそう信じて、先生の指導をききません。

 

しかし、たまに暴力的な指導でなにも成果をださないダメ先生やコーチもいますから、そういう時は、だまって別のスクールに変更してあげてください。とにかく悪口は言わない。

 

何か特定のスポーツで大成してほしいと思っていない場合は週末保護者が思い切り一緒にスポーツや体を動かすことをしてあげるか、最初に提案した体操教室に通うことをオススメします。

 

もちろん、勉強もスポーツも両立して一流を目指していただく道もあります☆

 

 

【解決策】計算が苦手な子

 

そして、計算が苦手なお子さんにはズバリそろばん

大道ですね。でもそろばんも高校入試に有利だったりと、色々メリットがありますので、是非下記のページを参考になさってください。詳しく解説しています。↓

 

 

www.toarujukucho.com

 

 【まとめ】

 今回は悩み別にオススメの習い事を3つ提案してみました。

でも一番言いたいことは、まだ塾に通わせる前に色々な習い事を体験させてほしいということです。

 

あなたのお子さんが、何が理由で勉強を苦手と思っているかが重要です。

 

運動不足で集中できていないのかもしれない。お友達ともっと遊びたいのかもしれない。色々な理由で勉強に集中できないのかもしれません。

 

お勉強が苦手=通塾という風にすぐに考えると、勿体ないです。塾では教科(英・算・国・理・社)しか勉強できないからです。

 

色々な経験をさせることで、下記↓のような事が避けられるかもしれませんよ。

 

www.toarujukucho.com

 

(写真:ぱくたそpakutaso.com)

 

 

 

 

 

 

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