悩めるママ達に!学習塾の塾長が教えるかしこい子育て方法

とある学習塾塾長が他塾の塾長から怒られそうな勉強・進学・育児についてのヒントをお伝えします。

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コミュニケーションが無駄を省く!自然と勉強が出来る子に育てる方法(時計編①)

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以前九九の覚え方についてご紹介しました。

 

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九九はコミュニケーションで覚えられます。むしろ絶対そうしてください。

 

さてさて、今回は時計ですね。

時間の計算が苦手というお子さん、結構多いです。

 

大きく分けて、

 

  • そもそも時計の見方がわからない(何時何分かわからない)
  • 何分後、何分前がよくわからない

 

の2パターンだとおもいます。

 

実はこの2つも塾なんかに通わずにコミュニケ―ションで克服することが重要です。

 

 時計の見方が分からない子

 

まず、最初のそもそも時計の見方が分からない子。お家にアナログ時計がない家が多いです。

最近はスマホなどのデジタルツールがあふれているせいで、家の置時計、壁掛け時計もデジタルの時計にしているお家が多く、アナログの時計をあまり見たことがない子が多いです。

 

家族も時間の確認の際、スマホで済ませてしまっている事が多い為、子供が時計の見方がわからないという事実に気づいていない事も多いです。

 

ちなみに当塾に入った生徒さんで、時計の見方が分からなかった子は中3でした。

 

当塾の受付にはアナログ時計しかなく、「五分後に教室にいってね」と伝えた時に時間になっても行かないので、時計の見方が分からない事が発覚しました。

 

本人も、すでに中3になってしまい、いまさら聞くに聞けず、アナログ時計がわからないという事実を隠すため、「目が悪くて時計が見えない」とごまかし続けていたのです。

 

今この文章を読まれている方は、そんなの親が気付くでしょうと思われるかもしれませんが、実際にこの子は他にも6個以上の目盛りや物を数える事もできませんでした。それを保護者面談の時にお母様にお伝えした時に返ってきた返事は 「はあ。」

だけでした。「はあ?」でもため息の「はー。。。」でもなく、「そうですか。」の「はあ。」という感じでした。

 

ここでの問題は、「無関心」です。昔は「親がなくても子は育つ」とよくいったものですが、今は「親がないと子はそのまんま育つ」といっていいと思います。

 

どういう意味かというと、しっかり親がコミュニケーションをとって育ててあげないと、赤ん坊で生まれてきたときと変わらずそのまま大きく育つだけということです。

 

昔は子供でも貧しければ新聞配達、兄弟の世話、親の手伝いをしていましたので、親がいまいと、自然と色々学ぶことが出来ましたが、今はとにかく便利ツールにあふれ、親も子供と本当の意味で関わっていません。

 

叱らない、ダメな事はダメと厳しく教えない、他人を敬わない、家事手伝いをさせない、そもそも親が家にいない。

 

色々な事情で共働きになっていたり、一緒にいられる時間が少ないかもしれませんが、もし休日など、一緒にいられる時間が取れる場合は、是非親子で料理をしてください。

 

そして子供に見本を見せて、子供に同じことをやらせてあげてください。

 

まず料理をするときにお買い物から一緒に行きます。道中は九九の歌を一緒に楽しく歌ってください。スーパーにいったら、新鮮な卵や牛乳の見分け方、1リットルの牛乳パックの大きさ、重さ、産地など、一緒に見てください。そして安いものを一緒に探してください。そして、5~10品目を購入していきますが、クイズとして、暗算で全ての値段を子供に足させてください。

 

レジで答え合わせです。一緒にワクワクしてください。計算が間違っていたら、一緒にレシートをみて、もう一回暗算しなおします。難しければ1の位だけの暗算でもいいです。もし答えが合っていたら、ご褒美を何かあげてください。

 

家に帰ってきたら、一緒に料理をします。計量カップや小さじ大さじの量を計算させてください。必ず〇分冷やす、〇分加熱する、〇分寝かす等、あるので、ここで時計の計算をさせてください。お皿も子供に洗わせてください。でも必ずお母さんが最初に正しいやり方をやさしく丁寧に教えてあげてください。

 

そしてできあがった料理は家族みんなで食べて、「おいしいおいしい」と言ってください。これだけで、子供は嬉しくなって、次からどんどんやってくれます。九九、暗算、時計もできるようになり、お母さんは家事が楽になります。

 

小学校初期のお勉強に悩んでいるご家庭の多くが、コミュニケーションが不足していたり、お母さんが料理をできなかったり、、、ということがあります。

 

もし、今色々お悩みの場合は一度親が自分の生活を振り返ってみてください。きっと生活のどこかに問題点があります。

 

今度のゴールデンウィークはいっそ旅行ではなく、家で過ごして、子供とのコミュニケーションを濃くしてみるのも良いかもしれません。

 

次回はもっとテクニカルな時計の計算(何分後 何分前)についてのお話です。

 

時計編②↓

 

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他にもオススメな習い事等↓

 

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追記:

最近計算ができない子が増えている気がして、調べてみたら、

「さくらんぼ計算」なるものが少し問題になっているような事を聞きました。

例えば9+5=14を暗算でせずにわざわざ9+5(1,4)=14

というふうに5を分解した式を書いて答えなければならないそうです。

考え方の一つとしているのであればまだ良いですが、強制してしまっている学校もあるような噂話もあるので、暗算が得意な子にとってはまどろっこしいですし、苦手な子はさらに頭が混乱すると思います。

 

やはりそろばん教室などで着々と計算力を付けていくとを強くおすすめします。

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