では前回の続きとしまして。
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実際にはいつから塾に通った方が良いのか(小学生編)
私は学習塾の塾長でありながら、塾は存在するべきでない(学校がしっかり教えるべき)と思っている人なので、本音では行く必要なし!といいたいですが、色々な事情でそうはいかない方々がいらっしゃるでしょう。
経済的に余裕がおありならば、1年生からをおすすめします。
週1回程度(60分)で十分です。そして、科目は英語をおすすめします。
それも、英会話教室でなく、学習塾をおすすめします!(断言)
なぜ英会話教室でなく学習塾なのか
それは、英会話教室は意味がないからです。
まあ、これも状況によるのですが、よっぽど赤ちゃんの頃から高校を卒業するまで通い続けないかぎり、英会話教室は意味がほとんどありません。
よく「小さい頃にリスニング力を鍛えておかないと、耳が発達してからでは遅い」と言われます。
それは確かに正しいのですが、日本に住んで日本の小学校、中学校、高校へ進学するのであれば、英会話教室に短期間(1年~6年)通う意味はほとんどありません。
これは実体験に基づいての話ですが、当塾に中学1年生から入塾してくる生徒さんで、小さい頃から英会話教室に通っていた生徒さんと今まで一回も英会話をやったことのない生徒さんにリスニング能力の差はほとんどありません。
むしろ、英会話教室にいた経験のある生徒さんのほうが、「書けない」という問題が多いです。
これはどういうことかというと、今の日本では30代以上の方々が子供の頃に比べて、外国文化がより身近になっているので、普段から音楽、CM、映画、最近では学校でも英語の音に触れる機会が増えているので、今の子供達には英会話教室に通わなくても英語耳が自然と備わっているのです。
たった数年英会話教室に通ったとしても、辞めてしまった時点で子供はすぐに忘れます。とくに、英語は言語なので、毎日使わなければ衰えます。
そして、英会話教室に通っていた生徒さんの多くが、ローマ字を理解しづらくなり、そして実際の発音と違うスペルの単語等が書けないという状態になってしまいます。
それに対して、「英語が嫌いだ」という全くの初心者の生徒さんでも、余計な知識が入っていない分、1から「書く」ということを学ぶことで、英語の成績が英会話を数年習っていた子よりも良い結果が多いです。
特に、最近の子は英語がまったくわからなくてもカラオケで英語の歌を歌える吸収力があるので、リスニング力は英会話教室でわざわざつけるお金と時間は必要ないと考えます。
むしろ、1年生の頃からしっかり「書く」ということを意識することが大切です。
結局成績のつく中学校では「書けなければ意味がない」のですから。
長くなりましたので、次回は小学校2年生から塾に通う場合をお話ししたいと思います。
小学2年生から通塾を検討する場合↓
追記:
小学3年生から通塾を検討する場合↓
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